全人代代表選挙が投開票、36人を選出【香港―政治】

第13期全国人民代表大会(全人代、国会に相当)香港代表選挙が12月19日に行われた。20日付香港各紙によると、今回の選挙では投票権を持つ選挙会議メンバー1989人のうち1796人が投票。全票制で投票者はそれぞれ49人の候補者から36人を選び、開票の結果、25人が続投を果たし、11人の新人が当選した。最多の得票を得たのは行政会議召集人の陳智思氏で1693票。全人代常務委員の呼び声も高い民主建港協進連盟(民建連)の譚耀宗・前主席は1548票で19位、特区政府政制及内地事務局の譚志源・前局長は1580票で15位だった。元全国政協委員の劉夢熊氏や民主派の選挙委員(高等教育界)である王凱峰氏は落選した。選挙会議には民主派が225人含まれているが、投票したのは145人だけだった。また財界政党では香港経済民生連盟(経民連)から2人が当選したが、自由党候補は落選。一貫して全人代代表を擁してきた自由党が初めて議席を失う。親政府派の間では自由党が梁振英政権と敵対して自らの利益を優先させてきたことへの不満が反映されたとみられている。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20171215_5978/

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