今年は戌年。小紙の正月号ではこれまで、新年にちなみ…

今年は戌年。小紙の正月号ではこれまで、新年にちなみ中国語のおめでたい言葉を紹介することも多かったが、十二支の中には成語がたくさん見つかる動物もある一方、ほとんどない動物も。編集時に苦労したのが、巳年、酉年、そして戌年だ。とりわけ、トリとイヌは悪い比喩として使われることわざばかり見つかって少々へこんだ▼そういえば、刺激的な見出しが躍る香港紙ではよく記事の中にイヌにかかわる成語が使われている。食品・商品の偽装や詐欺が多発した昨年は「羊頭狗肉(店頭にはヒツジの頭を掲げているのにイヌの肉を売る=見かけと実際が伴わないというごまかしの例え)」をよく見かけた▼でも、イヌと言えばやはり、賢くて、忠犬ハチ公のように主人に忠実というイメージが強い。花咲か爺さんの拾った犬も「ここ掘れワンワン」と小判のありかを知らせたではないか。2018年はきっと「ワン! ダフルな1年」になるはず! 今年も『香港ポスト』をよろしくお願いします。(編集部)

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