香港衆志メンバーが本土で拘束、多くの疑問も【香港―政治】

香港衆志は8月27日に記者会見を開き、メンバー2人が中国本土で執法機関に拘束されたと発表した。28日付香港各紙によると、会見には香港衆志の林朗彦・主席、黄之鋒氏、羅冠聡氏が出席。3月26日にメンバーの1人が帰郷した際、深センの高速鉄道駅で国家安全部の身分証を提示した職員約10人に派出所に連行され、党員リストを書くよう要求され、手足を固定する「拷問いす」に座らされ3時間余り拘束されたという。もう1人は8月17日に広州駅で国家安全部職員に流花賓館に連行され「ウソ発見器」にかけながらチベット独立を支持するかなどと質問された。5時間拘束された後に香港に戻り、香港衆志を脱退したという。香港衆志は特区政府保安局に対して国家安全部職員が香港で調査活動を行っているか、事前に保安局に通知されるかの説明を求め、特区政府から中央政府に抗議するよう要請した。だが拘束されたメンバーが会見に出席せず、なぜ事件後すぐではなく高速鉄道開通が迫った時期に記者会見を行うのか、なぜ国家安全部職員が派出所に連行するのか、「拷問いす」「ウソ発見器」は古いスパイ映画みたいであるなど多くの疑問が指摘されている。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20180619_11121/

 

Share