香港の大学生が中国本土での実習に出発

香港文化芸術発展中心や香港創業創新協会などは5月25日、「香港大学生内地実習計画2018」の出発式を開催した。26日付香港各紙によると、式には中国本土の各都市で6週間の実習を行う大学生約1000人が出席し、主賓として招かれた中央人民政府駐香港特区連絡弁公室(中連弁)の譚鉄牛・副主任が初めて学生らに向けて講演した。中国科学院院士で人工知能(AI)分野の専門家でもある譚副主任は「国家の科学技術発展の新たなすう勢と香港のイノベーション科学技術発展の契機」と題して講演。先にIMD(国際経営開発研究所)が発表した「国際競争力報告書」で香港が1位から2位に後退したことに触れ、「科学技術研究の発展を欠いていることが原因の1つ。フィンテックの発展は香港が国際金融センターとしての地位を維持する一助となる」と強調。香港は科学技術人材や高等教育機関のレベルで優位性を持つほか、本土の資金を越境利用できる措置や粤港澳大湾区の発展などでイノベーション科学技術を発展させる好機であると指摘した。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20180528_10645/

Share