占拠行動処理で禁固刑の警官を支持するデモ【香港―政治】

「セントラル占拠行動」の際に市民を襲撃したとされる元警官の朱経緯氏に禁固3カ月が下されたのを受け、1月6~7日には判決に抗議するデモ活動が複数行われた。7~8日付香港各紙によると、「香港保衛運動」のメンバー約50人は6日朝、終審法院(最高裁判所)前で抗議活動を行い「一部の裁判官は政治的立場を持ち、司法は不公正」と批判。終審法院職員に嘆願書を渡して湾仔の警察本部まで行進し、警官の公務執行を支持するカードを贈った。午後には「珍惜群組」のメンバー約70人が遮打花園で集会を行い、警官への支持を表明。礼賓府までデモ行進し林鄭月娥・行政長官に占拠行動の処理をめぐって有罪判決を受けた警官らに対する特赦を要求した。翌7日には「香港政策研究会」「愛護香港力量」などのメンバーによる呼び掛けで「司法の不公正に反対する一群の市民」の名義で「声援警察執法大遊行」と称するデモを開催。主催者発表で約7000人、警察の推計ではピーク時に約3000人が参加し、特区政府本庁舎前から警察本部まで行進した。主催者らは「今回の判決が警察の公務執行に影響し、長期的には香港の治安に影響を与える」と訴えたほか、市民が法廷を監督する「監察司法委員会」の設置を政府に求めた。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20180105_6234/

 

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