新司法長官、就任と同時に違法増改築が発覚【香港―政治】

1月6日に新たな司法長官に就任した鄭若●氏に住宅の違法増改築疑惑が持ち上がった。6~8日付香港各紙によると、問題が発覚したのは鄭氏が2008年、柏星発展有限公司の名義で購入した屯門の一軒家。登記上は1~3階建ての構造だが、地下室や屋上の物置き部屋を増築しほか、多くの改築個所が見受けられる。さらに鄭氏の夫である工程師学会の潘楽陶・元会長が所有する隣の物件も同様に増改築されていることが分かった。鄭氏は6日朝に礼賓府で就任宣誓を行った後、ただちに増改築問題に答える声明を発表し謝罪。午後には緊急記者会見を行い、同物件は「購入した際に現在の状況であり、その後構造的な改造は行っていない」と釈明。警戒心が足りなかったことを認め、すでに専門家による検査を手配し規定違反があれば対処すると述べた。だが民主党の林卓廷・議員は「法曹界とエンジニアリング界の専門家が違法増改築に気付かなかったとは説得力がない」として、さらなる説明を求めた。また社会民主連線(社民連)のメンバー10人余りは7日、特区政府本庁舎前で鄭氏に対する抗議活動を行い、林鄭月娥・行政長官に徹底調査を要求した。【●=馬へんに華】【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20180108_6254/

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