林鄭長官、施政報告について立法会答弁【香港―政治】

林鄭月娥・行政長官は10月12日、先に発表した施政報告(施政方針演説)に関する立法会答弁に出席した。13日付香港各紙によると、林鄭長官は民主派議員からの政治体制改革やり直し要求に対し「多くの世論調査から市民が今期政府に優先的な処理を望むのは住宅、貧困支援、医療などの民生問題であることが反映されている」と説明。ただし「任期中に争議性のある問題を処理するのを完全に放棄してはいない」と強調しながらも、民生・経済に影響を及ぼさないために社会の条件づくりが必要と指摘した。また公民党の郭家麟・議員は「施政報告は小さな恩恵で香港人を買収している。300ドルの交通費補助よりも1国2制度の維持と真の民主がほしい」と批判。懐から300ドルを取り出して林鄭長官に渡そうとしたが警備員に阻止された。これに対し林鄭長官は「市民が手厚い恩恵を受ければ政府に好きなようにさせると思っているのなら、あなたは市民の知恵を見くびっていると思う」と答えた。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20171013_4298/

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