英国政治家の入境拒否、外交は中央の事務【香港―政治】

英国保守党人権委員会のベネディクト・ロジャーズ副主席が10月11日、香港国際空港で入境を拒否された。13日付香港各紙によると、ロジャーズ氏は8月に「セントラル占拠行動」の学生リーダー3人が収監された際、英国政府に介入を求める抗議活動を行っており、今回の来港で3人に面会するとみられていた。英国のボリス・ジョンソン外相は12日、ロジャーズ氏が入境を拒否されたことについて香港当局と中国政府に説明を求める声明を発表。国務院外交部の華春瑩・報道官は同日の記者会見で、入境拒否は中央の指示によるものかを聞かれ「中央政府は香港の外交に関する事務を担っている。入境を認めるかどうかは中国の主権である」と答えたほか、ロジャーズ氏について「特区の内部事務、司法の独立に干渉する意図があるかどうかは本人がよく分かっている」と指摘した。林鄭月娥・行政長官は同日、香港電台(RTHK)などの番組に出演し「この件は外交にかかわる。基本法に基づけば外交は中央の事務に属する」ため詳細はコメントできないと述べた。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20170922_3835/

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