香港特区政府の重要部門が入居するビルはいくつかあるが…

 

香港特区政府の重要部門が入居するビルはいくつかあるが、われわれメディア関係者にとってなじみのある場所といえば、政府新聞処が置かれていたセントラルの「美利大厦(Murray Building)」。記者会見などはその向かいにあった政府本庁舎で開かれることがほとんどで、ここに直接足を運ぶということは少なかったけど、言うなれば新聞処はお付き合いのある得意先のようなものだから親近感がある。その美利大厦が今年末に5つ星クラスのホテルに生まれ変わるという▼同ビルは築47年、かつては政府所有の建物としては最も背の高いビルだったという歴史を持つ。2012年に新聞処がアドミラルティーの新政府庁舎内へ移転したことでその役目を終え、13年には公開入札によって九倉集団(ワーフ)傘下の企業が44億ドルで50年間の借用件を獲得。外壁はそのままに内部をホテルを含む商業施設に改装する計画が決まった▼「The Murray」と名付けられたホテルは客室336室を有するのだとか。いつか客として泊ってみたいものだ。(本)

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