ピンクドルフィン、港珠澳大橋建設で4割減【香港―社会】

港珠澳大橋や香港国際空港の第3滑走路建設などで、香港域内に生息するシナウスイロイルカ(通称:ピンクドルフィン)の生息数が急減しており、環境保護団体が警鐘を鳴らしている。10月23日付香港各紙によると、港珠澳大橋の建設工事が始まった2012年から17年の6年間で、ピンクドルフィンの数は80頭から40%減の47頭へと減少した。香港海豚保育学会では、工事の影響でピンクドルフィンの分布に変化が起きたと指摘する。ランタオ島の西北水域の個体数は急減したほか、ランタオ島東北水域では過去3年間ピンクドルフィンが確認されていないという。近年は港珠澳大橋の建設に続いて、港国際空港の第3滑走路建設が行われ、さらに10月10日に発表された施政報告には1700ヘクタールにわたる埋め立て計画が盛り込まれており、ランタオ島北部の水域はさらなるダメージを受けると批判している。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20170628_1552/

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