上海ガニ、香港で販売ライセンス導入【香港―経済】

上海ガニのシーズンが到来したものの、中国の検疫当局による承認が遅れており、香港に第一陣が輸入されるのは10月半ばになる見込みという。10月8日付『香港経済日報』などによると、2016年に江蘇省産のカニの一部検体から発がん性物質のダイオキシンが見つかったことから昨年から中国当局が輸出審査基準を引き締めたといわれている。香港への輸出は中国当局が承認した指定の養殖場に限られるが、香港の輸入販売業者の話では今年はまだその養殖場のリストも発表されていない。本来ならばかきいれ時の中秋節、国慶節も過ぎ、売り上げにも影響が出そうだ。食物の安全を考慮し、香港では今年から食物環境衛生署が新たなライセンス制度「魚介推算動物(上海ガニ)販売許可証」を導入し、7月から申請受け付けを開始。9月28日までに198件の申請があり、そのうち54件が承認されている。すでに承認を受けたという上海ガニ輸入大手「新三陽」の店主の話では、カニの供給量は十分で値段は昨年ほど高くはならない。重さ5両ほどのカニなら1匹100ドル程度の見込みという。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20180926_13765/

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