学生の自殺率、過去4年で76%増【香港―社会】

近年香港でも自殺が増加傾向にあり社会的に注視されるなか、過去4年で学生の自殺率が70%以上も増えていることが分かった。9月11日付香港各紙によれば、香港大学香港賽馬会防止自殺研究中心が最新の統計を発表した。2017年の香港全体の自殺率は12.4%(毎10万人に12.4人が自殺)と推測され、16年の12.5%をわずかながら下回る見込み。これに対し、15~24歳の自殺率は、12年の8.3%から16年には9.5%へと上昇した。さらに同年齢層の全日制の学生について死因法廷の資料を調べたところ、自殺件数は12年の19件から16年は53%増の29件へと増加し、自殺率も12年の4.6%から16年は76%増の8.1%へと増加していることが分かった。一方、0~14歳の児童の自殺率は、過去10年間で0.3~0.8%という低水準を維持。60歳以上の高齢者の自殺率は08年から減少が続き、08年の27.1%から16年には21%へと改善しているという。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/history/index2.php?id=14152

 

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