林鄭長官、基本法23条の立法は依然先送り【香港―政治】

林鄭月娥・行政長官は9月9日、香港電台(RTHK)の番組「衆言堂」に出演し、市民から施政報告(施政方針演説)に対する意見を聴取した際、基本法23条の問題にも触れた。10日付香港各紙によると、ある市民が基本法23条に基づく立法と政治体制改革のやり直しを要求。林鄭長官はこれについて「過去、何期かの政府がこれら議題を処理したが、いずれも成功しなかった。このため行政長官としては成功の可能性がある場合に着手する。さもなくば精力を消耗するだけなので、容易に着手できない」と説明した。またある市民は銅鑼湾書店事件と香港衆志のメンバーが中国本土で拘束されたという件をめぐり林鄭長官を批判したが、林鄭長官は「もし市民が法に基づいて行われていないと思う件があれば疑問を呈すればいい。執法機関が徹底的に調査する。単に人から聞いたことだけ信じて証拠や事実を見ないならば香港の法治社会の精神に適したやり方ではない」と述べた。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20180830_13039/

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