林鄭長官、フェースブックで施政報告の諮問【香港―政治】

林鄭月娥・行政長官は8月17日夜、10月の施政報告(施政方針演説)発表に向けてフェースブックで生中継の公開諮問を行った。18日付香港各紙によると、放送は午後8時から約50分で、午後11時までに7万人余りが視聴した。市民から施政報告に対する意見を聞き、その場で30項目の質問に答えた。質問の大部分は住宅・土地、労働、医療などの民生問題。土地不足の解消について林鄭長官はあらためてビクトリア湾以外の埋め立てを表明し「土地開拓に多くの方法はなく、埋め立てが必要であることは歴史が教えている」と述べた。「なぜ基本法23条に基づく立法を行わないのか」との質問に対しては「もし立法を推進して失敗すれば消耗するだけであるため、慎重に検討し条件が整った時に行う」と回答。「1日150人の単程証(中国本土からの移住ビザ)の発給を停止できないか」との問いに対しては「市民は住宅難が単程証と関係あると思わされているが、事実とは異なる。これは家族団らんの政策であり、出生率の低い香港では単程証を持つ者が新鋭戦力となる。一部の過激な若者も単程証で来港しており、セントラル占拠行動で私が知り合った何人かも新移民だった」と述べた。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20180809_12538/

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