阿信屋の林CEOが急逝、享年61歳【香港―経済】

759阿信屋を傘下に持つCEC国際ホールディングスの林偉駿CEOが突如死去した。61歳だった。8月20日付香港各紙によると、林氏は18日に体調を崩し正午12時ごろに養和医院に緊急搬送されたが容態が悪化、その3時間後に亡くなったという。過去に脳梗塞を二度も発症したうえ、糖尿病を患うなど健康面が芳しくなかったことは知られているが、直接の死因はまだ明らかになっていない。林氏は1957年香港生まれ。79年に電気工事の会社を立ち上げ上場したのち、金融危機をきっかけに日本製品を販売する小売業態に転身、阿信屋第一号店を葵涌に開店した。薄利多売を武器に最盛期は271店舗を数えた阿信屋だが、昨今は急速な拡大路線が災いし、2016年から赤字決算が続くなど低迷が報じられ、209店舗に減少していた。林氏亡き後、新たな舵取り役が早急に求められるが、当面は2人の執行董事が代行を務めるとみられている。ちなみに店名にある「阿信」はNHKの連続テレビ小説「おしん」が由来となっている。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20170619_1146/

 

Share