贈賄でICACが「パチンコ大王」を逮捕【香港―経済】

パチンコ機器製造大手のユニバーサルエンターテインメントの創業者であり元会長の岡田和生氏が廉政公署(ICAC)に逮捕されていたことがわかった。8月7日付香港各紙によると、罪状は「公文書偽造による詐欺計画罪」。カジノ経営で知られる新体育集団の李堅・前会長に対し、1億3500万ドルを無利子無担保で迂回融資していたが、ICACが事実上の贈賄と判断、7月31日に逮捕に至ったという。現在、岡田氏は李氏とともに保釈されているが、パスポートなどはICACが没収しており、香港外への移動や渡航はできない状態となっている。岡田氏はユニバーサルエンターテインメントの会長のほか、同社の親会社にあたり香港で上場している岡田ホールディングスの代表も務めていたが、「お家騒動」で解任。解任の無効を主張し現在も係争中だ。また以前はウィンマカオの経営にも携わっていたが、こちらも経営陣と対立し解任されている。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20180510_10164/

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