高齢出産進む、初産の中位数31.6歳【香港―経済】

香港では高齢出産が進み、また経済的な理由などから子供をつくらないと考えている香港人が20%近くに上ることが分かった。政府統計処は7月25日、最新の統計リポート「香港的女性及男性―主要統計數字(2018年版)」を発表した。これによると、2017年の出生者数は5万6548人で、過去最低だった11年の48219人よりは多いものの、前年(16年)より4308人少ない。17年に初めて子供を生んだ女性の年齢の中位数は31.6歳で、1986年以降で最も高齢となった。1980年代の中位数26.6歳と比べると、高齢出産が進んでいることが分かる。一方、ある調査で香港人が子供を欲しがらなくなっていることも分かった。香港青年協会青年研究中心が今年6月6~20日に20~39歳の520人を対象に行った調査で、回答者の18.3%が子供はつくらないと回答。そのうち71.4%がたくさんの養育費が必要、59.3%が子供を育てるのは責任が大きすぎる、54.9%が住居の問題をその理由に挙げた。また、回答者が予算した3歳の子供の養育費の中位数は月額5500ドルで、1年に6万ドルがかかると考えていることが分かった。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20170912_3506/

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