中連弁法律部長「基本法は憲法を凌駕しない」【香港―政治】

中央人民政府駐香港特区連絡弁公室(中連弁)法律部の王振民・部長は7月14日、『紫荊』雑誌が開催した「1国2制度と香港基本法フォーラム」で講演し、中国憲法と香港基本法の関係についてあらためて解説した。15日付香港各紙によると、王部長は返還後に中国が香港に対する主権を回復すると同時に憲法も香港に対して効力が生まれたとして「憲法は基本法の付属文書3に含まれなくとも自然と香港に対し効力を持つ」と指摘。基本法に規定のない問題にはすべて自動的に憲法が適用され、基本法が憲法に取って代わったり憲法を凌駕することはなく「憲法に対する補充と修正」という位置づけを説明した。このため基本法を国家憲法から独立した香港憲法とみることは「1国2制度に対する誤解と歪曲」と強調。憲法と香港特区の関係を切り離そうとする者に対し「すべて自らを欺き人をだますことで政治上は不誠実な行いだ」と批判した。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20180424_9452/

 

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