「奇術怪医」名乗るニセ漢方医を摘発

香港警察と政府衛生署は先ごろ、無免許で医療行為を行っていたニセ漢方医を摘発した。6月28日付香港各紙によると、北角の住宅で違法に診療が行われているとの通報があったため、6月27日におとり捜査官が患者にふんして診察を受け、証拠をつかんだところで、容疑者を逮捕した。逮捕されたのは69歳の男。3カ月前に北角でビルの一室を借りて医療行為を始め、主に付近住民を診ていたという。診療項目は主に鍼灸と整骨、マッサージで、一般的名診療費は数百ドルだった。現場からは漢方薬や電気治療機器、宣伝チラシが見つかった。入り口に漢方医という看板や登録証明書などは掲げていなかったものの、室内にはよく香港のクリニックや老舗で見掛けるような標語が書かれた鏡が飾られており、「奇術怪医」と書かれていた。この言葉を売り文句にしていたようだ。香港では今年2月にもホンハムで、無免許のニセ漢方医(47歳女)が摘発され、塗り薬や湿布薬などが押収されている。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/history/index2.php?id=14548

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