NowTVカメラマン、北京で公安に殴打【香港―政治】

NowTV新聞台の北京駐在カメラマンが取材中に公安職員と衝突し殴打される事件が発生した。5月17日付香港各紙によると、カメラマンの徐駿銘氏は16日朝、人権弁護士の謝燕益氏の事件をめぐる北京律師協会の公聴会を取材。公安に提示して取り上げられた記者証を取り返そうとしてもみ合いになり、地面に押し伏せられて手錠をかけられ派出所に連行された。徐氏は約4時間後に自身の過激な行動を認める「悔過書」にサインして釈放され、軽傷を負ったため病院で手当を受けた。広州市を訪れていた林鄭月娥・行政長官は記者会見で自らこの件に触れ、「特区政府はすでに国務院香港マカオ弁公室に連絡し、事件の厳正な処理と香港メディア関係者の安全と取材の自由を保障するよう関係部門への連絡・対応を求めた」と述べたほか、メディア関係者には現地の法規を尊重するよう呼び掛けた。新聞行政人員協会は「記者が正常な取材活動を行っている際に粗暴な対応を受けるべきではなく、徹底した事件調査を求める」との声明を発表したほか、香港記者協会は中央人民政府駐香港特区連絡弁公室(中連弁)に抗議書簡を届けた。中連弁の王志民・主任は「記者の中国本土での合法かつ規定にかなった取材活動は絶対に保障される」として、すでに関係部門に連絡したことを明らかにした。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20180413_8521/

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