金融管理局、2晩連続で香港ドル買い介入【香港―経済】

香港金融管理局(HKMA)は5月15~16日、再び香港ドル防衛のための市場介入を実施した。17日付香港各紙によると、香港ドルと米ドルの金利差拡大による資金流出で香港ドル相場が対米ドル・ペッグ制の許容変動幅の下限に触れたため、HKMAは15日夜と16日夜の2晩連続で米ドル売り・香港ドル買いの市場介入を行った。介入は4月19日以来で、4月1日以降では15回となった。介入額は15日が15億7000万ドル、16日が47億8900万ドルで、アグリゲートバランス(MKMA決済性預金残高)は18日に1221億4100万ドルに減少する。中国光大銀行香港支店の幹部は、6月に米国が利上げした後に香港ドルと米ドルの金利差はさらに拡大し、差益を狙った取引が増加して銀行間金利(HIBOR)の上昇が加速すると指摘した。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20180423_9430/

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