香港アカデミー、『明月幾時有』が5部門受賞

香港アカデミー、
『明月幾時有』が5部門受賞

作品賞受賞に喜ぶ『明月幾時有』の製作スタッフら(上下写真とも提供・香港電金像奨協会)

第37回香港電影金像奨の授賞式が4月15日、香港カルチュラルセンターで開催された。「香港のアカデミー賞」と称される同賞は、最近1年間に公開され、最も優れていると評価された映画および監督、俳優などに与えられる。今年も主要タイトルである作品賞や主演男優賞など計19部門から最優秀賞が選ばれた。

11部門でノミネートされていた許鞍華(アン・ホイ)監督の『明月幾時有(英題・Our Time Will Come)』が作品賞をはじめ監督賞など計5部門で受賞。その中には久石譲が手掛けた楽曲によるオリジナル映画音楽賞も含まれる。

主演男優賞受賞のルイス・クー

一方、主演男優賞は『殺破狼—貪狼(英題・Paradox)』に主演した古天楽(ルイス・クー)。47歳のルイスはこれが初めての主演男優賞受賞だ。同作では、タイで失踪した娘を捜すため現地に飛ぶと娘が殺害されていたことを知るという警察官役を熱演。デビューから25年の円熟味を増した演技力で栄冠を手にした。

主演女優賞受賞のテレサ・モウ

主演女優賞に輝いたのは『黄金花(英題・Tomorrow Is Another Day)』=13面に映画の詳細=に主演した毛舜筠(テレサ・モウ)だ。女優としてのキャリア41年というテレサも初受賞。劇中では、夫とともに自閉症の息子の世話を20年間してきた主婦が夫に愛人がいることを知り苦悩するという役を演じた。表面的には強い母親でいるけれど、うちに秘めた悩みや弱さなど、心の葛藤がにじみ出る演技が称賛された。

『空手道』と『蕩寇風雲(邦題:ゴッド・オブ・ウォー)』の2作品で助演男優賞に同時ノミネートされ期待を集めた日本の俳優・倉田保昭は、残念ながら受賞はならなかった。

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