HKTV、無料テレビ放送免許の申請を撤回【香港―経済】

香港電視網絡(HKTV)は3月27日、無料テレビ放送業務を断念したと発表。今後はネットショッピング業務に注力するという。3月28日付香港各紙によると、同社の王維基・会長は27日に行われた業績発表記者会見で、無料テレビ放送免許の申請撤回を明らかにした。その主な理由は申請から8年たっても認可されなかったことだそうだが、王会長は「遺憾も憤りも怒りもない」と話している。政府行政会議は2013年10月に、無料テレビ放送免許を申請した3社のうち有線電視(ケーブルテレビ)傘下の奇妙電視と電訊盈科(PCCW)傘下の香港電視娯楽の免許交付を認めたものの、HKTVは認められず、当時その判断に異議を唱える議員らによる抗議デモに発展するなど注目を集めた経緯がある。王会長は会見で、香港社会には地元香港によるネットショッピングのプラットフォームが必要との考えを述べ、今後1億4400万ドルを投じて、倉庫施設の建設など業務発展に注力するという。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/history/index2.php?id=7406

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