香港電視網絡（ＨＫＴＶ）が無料テレビ放送免許を認められなかったことに抗議する大規模なデモが１０月２０日に行われた。２１日付香港各紙によると、ＨＫＴＶ労組が組織した「堅持公義大連盟」がセントラルのフェリーターミナルから出発、ネットで組織された「民間争取開放電視行動」が銅鑼湾東角道から出発し、ともに特区政府本庁舎まで行進。さらに公民党の毛孟静・立法会議員の呼びかけで政府本庁舎前での集会が行われた。警察の推計では「堅持公義大連盟」に１８００人、「民間争取開放電視行動」に２万人が参加。集会の参加者数については、毛議員が１２万人、「堅持公義大連盟」が８万人、警察が３万６０００人と発表。規模は昨年の国民教育反対運動に匹敵するといわれる。同夜は１００～２００人が徹夜で座り込みを行った。参加者らはＨＫＴＶが免許を取得できなかった理由の説明を求めているが、政府は行政会議の秘密保持制度を理由に説明を拒否している。