週刊誌『壱週刊』、28周年を目前に休刊【香港―経済】

壱伝媒集団(Next Media)が発行する週刊誌『壱週刊』が本誌を休刊し、デジタル版へと全面移行することが3月8日、明らかになった。3月9日付香港各紙によると、同社の黄麗裳社長が8日に、3月14日発売号を最後に休刊すると発表。この休刊による大規模なリストラはなく、人員削減は本誌に関連する部門だけだという。『壱週刊』は1990年3月15日創刊。あえて創刊28周年を前に休刊したのは新たな道を歩みたいとの希望からで、幹部による休刊に関する話し合いは約1カ月にわたったようだ。創刊当時は販売価格12ドルで発行部数は3万2000部、1995年には発行部数が16万部に達したが、現在は価格が20ドル、発行部数は約2万部に落ち込んでいた。壱伝媒集団は昨年7月に『壱週刊』とすでに休刊となっている『忽然1周』『FACE』『ME!』『Next+One』の香港と台湾の業務権益を香港の実業家、黄浩氏に売却すると発表したものの、今年2月に契約が白紙となり、旧正月後には『壱週刊』のスタッフの半数が削減されていた。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20180207_7074/

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