「慰安婦像」盗難未遂、犯人の意図不明【香港―社会】

中環に設置されている慰安婦像が盗難未遂にあった。2月2日付香港各紙によると、事件が起きたのは1日早朝、像などには鎖がつながれていたが切断されており、計3体あるうちの2体と、像をのせている椅子、募金箱などを台車に積み持ち運ぼうとしている男の姿を通行人が見て、近くにいた警備員に通報した。逮捕されたのは51歳の呉と名乗る男で、警察の取り調べに対しては「肥華から指示された」と話すのみ。発言の中の肥華がどういった人物なのかは不明なままで、慰安婦像を設置した保釣行動委員会のメンバーとも面識はないとみられるが、同団体の反日デモには参加していたとの証言もある。「慰安婦像」は在日本国総領事館がある交易広場前に、民主派の同団体が2017年7月に設置、管理をしている石膏像。普段は同団体が24時間体制で見張りをつけているが、当日は当番が寝袋で熟睡していたという。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20171107_4917/

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