周庭氏が出馬できず、抗議集会に2000人【香港―政治】

香港衆志の周庭氏は1月27日、選挙主任から立法会補欠選挙の立候補届け出が無効との通知を受けた。28~29日付香港各紙によると、選挙主任は無効の理由として「香港衆志が『民主自決』を最高綱領とし、独立や地方自治などを選択肢に含む住民投票に同意すると説明している。香港衆志が推進しようとしていることや綱領は基本法が実施する『1国2制度』の原則に反する」「周氏が香港衆志との関係を解除していないことなどから基本法を擁護していないといえる」と説明。また2016年の選挙時には同党の羅冠聡氏が出馬できたものの、その後の全国人民代表大会(全人代、国会に相当)常務委員会による基本法解釈など選挙後の事態進展を考慮したと述べている。これを受け28日夜には民主派が「香港人はAプランがほしい」と銘打ち特区政府本庁舎前で抗議集会を開催。周氏のほか、同じく立候補を届け出た姚松炎氏、周氏の代替候補である民間人権陣線の区諾軒・副主席、さらに香港衆志、公民党、自決派のメンバーらが出席し、警察の推計ではピーク時に2000人が参加した。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20180129_6755/

Share