浸会大学、普通話試験めぐる事件で2人停学【香港―社会】

浸会大学(バプテスト大学)の学生らが普通話(標準中国語)課程免除試験への不満を訴えて校内施設で立てこもった騒ぎで、学生2人が停学処分となった。1月25日付香港各紙によると、停学処分を受けたのは学生会の劉子●・会長と中医学・生物医学部5年生の陳楽行氏。銭大康・学長が24日、「2人の言行は教員に脅威と侮辱を感じさせ学生行為規定に違反するため、学校側が規律調査を終えるまで停学を命じた」と発表した。ほかに立てこもりに参加した十数人の学生は停学を免れたが、規律委員会が処分を検討する。劉会長は独立派「香港民族党」とも関係が深く、入学式の新入生歓迎スピーチで「香港独立」を呼び掛けていた。また陳氏は反普通話団体「港語学」の召集人で、昨年秋には校内の掲示板に「香港独立」のポスターを掲示。今回の事件発生前の13日、社会民主連線(社民連)創設メンバーで浸会大講師を務める陳士斉氏とともに本土派ネットテレビに出演し普通話試験を批判していた。香港専上学生連会(学連)は24日、10校の学生会と連名で2人の停学処分に対する抗議声明を発表。香港大学の掲示板には同日夜、浸会大学長への批判やスラングが張り出された。【●=斤へんに頁】【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20180123_6662/

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