立法会補選、民主派の代替候補が撤退発表【香港―政治】

香港民主民生協進会(民協)の馮検基氏は1月22日、記者会見を開き立法会補欠選挙への出馬の可能性を放棄すると表明した。23日付香港各紙によると、先の予備選挙で九龍西選挙区には姚松炎氏が民主派を代表して立候補することが決まったが、姚氏が出馬資格を得られなかった場合はBプランとして予備選で次点候補の馮氏が出馬する決まりとなっている。まだ姚氏が出馬できないと決まったわけではないが、民主派内では馮氏出馬への反発が強まっている。馮氏は民主派の分裂を防ぐためBプランとして出馬する資格を放棄すると発表。民主派重鎮に勧告されたかどうかについては「話したくない」とだけ述べた。民協の施徳来・主席はこれによりCプランだった民主党の袁海文氏が姚氏の代替候補になるはずと指摘し、民主派に予備選の決まりを守るよう求めた。民主党の胡志偉・主席は袁氏が出馬するとなればハードルは馮氏よりも高くなるため「馮氏の決定の後遺症は大きい」と述べた。姚氏の支持基盤である自決派は過去1週間にわたり馮氏が出馬すれば勝算がないとの予想を流すなどで馮氏に圧力をかけたため、主流民主派は不満を抱いている。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20180123_6672/

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