林鄭長官、英「香港監察」を内政干渉と批判【香港―政治】

林鄭月娥・行政長官は1月16日の記者会見で、英国の「香港監察(ホンコン・ウオッチ)」が発表したリポートを批判した。17日付香港各紙によると、香港監察は英国の政治家らが組織したもので、15日に「香港20年:自由、人権、自治が攻撃を受けている」と題するリポートを発表。立法会議員の資格喪失、「セントラル占拠行動」学生リーダーの判決見直し、高速鉄道の「一地両検」などを挙げ「香港の法治には警鐘が鳴っており、中央は引き続き香港の高度な自治権を削ぎ、中英共同声明に違反する」と指摘した。これに対し特区政府が16日朝に非難声明を出した後、林鄭長官は「リポートは香港に対する根拠のない不公平な論評で、外国の機関が国家の内政と香港事務に干渉しているというのが事件の本質」と批判。特に香港監察の主要メンバーが外国の国会議員であることから「非常に不適切な干渉」と指摘した。同リポートは英国上院議員のアッシュダウン氏(自民党元代表)が昨年11月に来港した後に書かれたものだという。外交部駐港特派員公署も「香港監察は偏見に満ち、リポートは事実を歪曲しており、反論する価値もない」との声明を出した。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20171102_4798/

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