「大亜湾原発で放射能漏れ」想定し模擬演習【香港―社会】

特区政府は12月20~21日、深セン市の大亜湾原発から放射性物質が漏えいしたと想定する模擬演習を実施した。21日付香港各紙によると、模擬演習は保安局が指揮を取り30部門余りが協力、20日は約1000人が参加した。大亜湾原発の施設で事故が発生し放射性物質が外部に漏えいしたため、半径20キロメートル以内にいる市民を避難させねばならないと想定。警察は東平洲に指揮本部を設置し、水上警察と機動部隊が島内の住民・観光客約100人を避難誘導したほか、警備艇が沿岸で放送を行い住民に避難を呼び掛けた。林鄭月娥・行政長官と張建宗・政務長官も参加し、深刻な原発事故が発生した際の各部門の対応能力を視察した。前回の同様な演習は2012年で、政府は引き続き3~5年に1度の大規模演習を行うとともに、学校と協力して原子力に対する安全意識の教育強化や小規模な演習を実施する構えだ。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/history/index2.php?id=17540

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