旺角暴動の「本土民主前線」が瓦解の危機【香港―政治】

本土派組織「本土民主前線」の梁天●スポークスマンは12月18日、脱退を発表した。ほかにも裁判中の中核メンバー2人が逃亡しているなど、2016年の旺角暴動を主導した本土民主前線は瓦解の危機に瀕している。19日付香港各紙によると、本土民主前線はフェースブックで梁氏が現職を辞任し組織を脱退したと発表。これから裁判への対応に追われることや家族と過ごしたいという本人の希望によるものだという。本土民主前線は旺角暴動の被告である黄台仰・元召集人と李東昇氏が先ごろ公判に出席せず逃亡し指名手配されている。募金の受け皿と財務管理を行っていた「チャンネルi(HK)」は会社登記処に登記抹消の申請が提出され、火炭にある本土民主前線の本部はドアの前に蒸留水ボトルが起きっ放しで呼び鈴は取り外され、ポストには郵便物がたまっていた。創設者の周俊健氏も行方不明となっている。本土民主前線は昨年4月に設立された中高生組織「学生動源」を「香港独立」宣揚の後継者として育成していた。【●=王へんに奇】【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20171214_5927/

 

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