不発弾、処理係は東日本大震災でも活躍【香港―社会】

12月13日、馬鞍山の梅子林路に面する排水路で砲弾が見つかったことから、香港警察が半径500メートル範囲を一時封鎖して起爆処理を行った。12月14日付香港各紙によると、砲弾は水中にあって排水路にかかった歩道橋の上から目に入る位置。発見者は付近の地盤を毎日点検している中国電力の作業員で、12月5日に金属製の物体があることに気付いたもののあまり気にとめていなかったという。しかし13日朝に水路の水が減って物体がよく見えるようになり、砲弾だと判明。ちょうど近くにいた交通パトロール中の警官に知らせたそうだ。その後、周辺が封鎖され、夕方4時過ぎに付近の学校の生徒たちの下校を確認してから起爆処理を開始。爆破の瞬間はバーンという音とともに5メートルの高さの水柱が立ち上り、土嚢が破れる勢いがあったという。この日、起爆処理を担当した警官が女性であることも注目を集めた。政府警務処の「爆発物処理課(E.O.D)」に所属する警官30人のうち女性は3人だけで、その中の1人。これまでに湾仔警察署や機動部隊(PTU)などで活躍し、2011年の東日本大震災発生時には香港特区政府の支援チームの一員として来日したことがあるという。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/history/index2.php?id=16659

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