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最新号の内容 -20170125 No:4113
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香港大学近くで不発弾発見、約100人が避難

 香港島西部・薄扶林道の建設現場で不発弾が見つかったため、周辺が封鎖され、付近住民ら約100人が一時避難した。1月24日付香港各紙によると、同地では住宅の建設工事が行われており、1月23日朝10時ごろ作業員が機械で斜面を掘削中に深さ約3メートルの地中から爆弾を見つけ通報した。見つかったのは全長1.35メートル、直径75センチ、重さは約500ポンドの爆弾「AN-M64GP500」。第二次世界大戦中に上空から投下されたものとみられている。警察の爆発物処理班の検査で、一度発射された(安全装置がはずされた)形跡がある不発弾であることが分かり、260ポンドの炸薬が含まれることが予想された。爆発した場合の殺傷力は半径2000メートルに及ぶという。当局は約8時間を費やして土嚢の設置など防護作業を行い、半径400メートル内を封鎖。まず爆弾に小さな穴を開け、中の炸薬をゆっくりとなくなるまで燃焼させ、危険を解除した。爆弾処理が完了したのは翌24日午前3時すぎで、発見から17時間がかかった。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=12947