荔枝角で楽しむスペインの味


荔枝角で楽しむスペインの味

「Arroz de Centolla」はバスク地方で食べられる料理で、一言で言えばカニ雑炊のようなもの。カニももちろん食べられるほか、カニのうまみが米にしっかりと染みわたっている(388ドル)

荔枝角はアパレル関係の企業が多くある街。ここ数年、南部には新築高層マンションが立ち並び日本人の人口も増えているほか、ショッピングモール「D2 Place」がオープンするなど注目を浴び始めたエリアだ。

D2 Placeにあるスペイン料理レストラン「Rustico」は、バルセロナのマンダリン・オリエンタルなどで働いてきたカルロス・サルバドール・アセンシオさんがエグゼクティブ・シェフを務め、ローカルエリアでも本場の味が楽しめると話題を呼んでいる。

ピリ辛味だが、付け合わせレモンをかけるとさっぱりとした味になるエビ料理(338ドル)
「Espardeñas」はクリーミーなソースがナマコにかかっていてまろやかな味わい(268ドル)

「場所柄、味もローカルに合わせましたか?」と聞くと「味を変えるというより、『現在、私たちが出来る最高のやり方で料理を提供する』というスタンスでやっています」との答え。素材はできるだけスペインから輸入するなど、こだわりの味を提供する。

地中海風のつぶ貝の料理は酢を使った特製ソースを使う(128ドル)

座席にはクッションも置かれ、座った瞬間からリラックスできる。一部の座席がオープンカフェのようになっていて開放的。特に夜は周辺が静かになるので落ち着いて食事ができる。(取材と文・武田信晃/写真提供・同店)

Rustico

所在地: Shop G01, G/F., D2 Place ONE, 9 Cheung Yee Street, Lai Chi Kok, HK
電  話:2743-4511
営業時間:12:00~22:30

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