全人代代表選挙、59人が36議席を争う【香港―政治】

全国人民代表大会(全人代、国会に相当)香港代表選挙の立候補届け出が12月4日に締め切られた。5日付香港各紙によると、定数36議席に対し立候補を届け出たのは59人で、前回の52人より多い。うち46人が親政府派、13人が非親政府派で、26人が続投を目指す現職である。19日に行われる投票では「全票制」が採られ、1989人の選挙会議メンバーはそれぞれ36人を選び、獲得票の上位36人が当選となる。非親政府派には公民党の郭家麟・立法会議員や劉夢熊・元全国政協委員、「香港独立」を提唱したため昨年の立法会議員選挙で立候補資格を取り消された香港民進党の楊継昌氏、自由行に反対して旺角でデモを行った「鳩鳴団」メンバー7人が含まれている。郭家麟氏は届け出で中国憲法を擁護するとの声明への署名を拒否したため、立候補が認められない可能性がある。楊継昌氏や「鳩鳴団」メンバーは声明に署名し、楊氏はさらに「習近平の新時代の中国の特色ある社会主義思想を擁護する」と書き加えたものの、やはり立候補は認められないとみられている。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20171204_5651/

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