スネークヘッド逮捕、ベトナム人の密航あっ旋

香港警察と中国司法当局は先ごろ、中国本土を経由した香港への密入境をあっ旋していた蛇頭(スネークヘッド)を摘発し、主犯格のベトナム人および密入境者14人の身柄を確保した。10月28日付香港各紙によると、香港警察は本土と香港とのボーダーを守る広東省公安辺防総隊から蛇頭組織がベトナム人を香港に密入境させるとの情報をキャッチ。香港島東南部の鶴咀一帯で27日早朝から捜査員150人を動員し水上警察のボートやヘリコプターを出動させるなど、陸・海・空から大規模な捜索を展開した。その結果、藪の中で密入境者8人を発見、その後、ミニバスを使って市内に入っていた4人をMTRシャウケイワン駅近くで、同晩には道に迷って鶴咀を徘徊していた4人を確保した。密入境者の自供を元に捜索した旺角のアジトでは密航を手引きしたとみられる主犯格の男女を逮捕した。あっ旋組織は、まずベトナムから中国広西チワン族自治区へ合法で入国させ、その後陸路で深圳へ移動し、ボートで大澳ビーチへと上陸するルートを使っていたもよう。1人当たり約5000ドルで密航を請け負っていたという。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/history/index2.php?id=16979

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