ミシュランシェフの珠玉の一品を

脂肪分は少ないが濃厚な味わいの白身魚を唐揚げにし、トマト、オリーブ、アンチョビなどでニース風の味わいに仕上げた「Nicoise Style Red Mullet」

今年6月、西九龍の環球貿易広場(ICC)の101階にオープンした「Le 39 V Hong Kong」は、ミシュランスターシェフ・Frédéric Vardon氏が手掛ける店だ。同氏は2003年に来港し、名店「SPOON」のオープンにも携わるなど香港に縁がある。その後独立し、2010年にパリで開店させた「Le 39 V」は評判を呼び、2012年からは連続でミシュラン1つ星を獲得している。

見た目も華やかな牛肉料理「Seared Beef with French Melon」 やわらかい仔牛肉のロースト「Roasted Farmhouse Veal」 チョコレートをふんだんに使ったデザート「Chocolate Religieuse」

その海外1号店となる「Le 39 V Hong Kong」では、パリ本店と同様にVardon氏こだわりのメニューを味わうことができる。「おいしい料理とは必ずしも豪華なものではない。素材の持ち味や季節感を大切に、シンプルな料理を提供したい」というシェフの考えを反映した料理は、どれも繊細な味わいだ。お薦めメニューの1つ「Nicoise Style Red Mullet」は、欧州ではポピュラーな白身魚であるRed Mulletをニース風に仕上げている。

ミシュランシェフが作りだすエレガントな料理とビクトリア港の夜景を楽しもう。
(文・森沢雅子/写真提供・同店)

Le 39 V Hong Kong

所在地:Shop A, 101/F., ICC,1 Austin Road West,Kowloon
電  話:2977-5266
営業時間:12:00~15:00、18:00~22:30

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