国歌法が可決、香港への適用は10月に審議【香港―政治】

全国人民代表大会(全人代、国会に相当)常務委員会は9月1日、「国歌法」を可決した。2日付香港各紙によると、「国歌法」草案は6月に発表されたもので、故意に歌詞を変えたり侮辱する形で演奏した場合は15日以下の拘留や刑事責任を問われることなどを明記。10月1日から施行される。さらに全人代常務委は早ければ10月の会議で「国歌法」を香港・マカオにも適用するため基本法付属文書3に盛り込むことを審議する。全人代常務委法工委国家法室の武増・主任は香港・マカオが返還後、「国旗法」「国徽法」を現地立法の方式で施行したことを挙げたほか、「国歌の尊厳を守ることが市民の言論の自由、表現の自由と対立するとの観点は間違い」と強調した。袁国強・司法長官は現地立法に当たり「法律条文はできるだけ明確にし、市民に意味を理解させ、執法上の過ちを防ぐ。『国歌法』を制定した原意を保つと同時に香港人の基本的人権と自由に影響しないようにする」と説明した。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20170830_3185/

 

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