インフル入院1万5000人、ピーク過ぎる【香港―社会】

夏季インフルエンザは流行のピークは過ぎたものの、今夏のインフル感染による入院患者は1万5485人に達した。8月15日付香港各紙が伝えた衛生署医院管理局の最新統計によると、5月5日から8月8日に1万5485人が感染して入院。過去3年のインフル流行では、冬季の感染者数が夏季よりも多かったが、今夏は冬季を上回っているという。流行したウイルスは主に香港A型で、児童や高齢者の感染が目立った。入院者の約半数にあたる7630人が65歳以上で、このうち303人が死亡している。18歳以下の入院者は4478人で、うち3人が死亡。5月5日から8月13日までに累計384人がインフル感染で命を落としており、全体の死亡率は2.19%だった。今夏の流行が深刻化したのは、昨シーズンに摂取したワクチンの効力が減退したためとみられている。ウイルスには毎年変異がみられることから、今年は香港A型の抗体に何らかの変異があった可能性があるようだ。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/history/index2.php?id=16689

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