拉致事件の民主党員、自らミニバスに乗った【香港―政治】

拉致・殴打されたと称していた民主党メンバーの林子健氏は、自らミニバスに乗っていたことが明らかになった。8月16日付香港各紙によると、警察が監視カメラ映像を調べてたところ、林氏は拉致されたという当日午後6時ごろ、旺角でミニバスに乗り、7時前に西貢で降りたことが分かった。虚偽の疑いから15日に逮捕された林氏は取り調べ中に気分が悪くなって病院に運ばれたほか、法医師が腹部の傷や脚のホチキスの針の傷を調べたもようだ。警隊条例によると、警官に対し虚偽の情報提供や虚偽の陳述を行ってミスリードした場合は犯罪となり、有罪ならば禁固6カ月が科せられる。民主党は同日、緊急会議を開いた後、胡志偉・主席が記者会見を行った。胡主席は「警察の捜査が終わって結論が出た後、民主党は厳粛に事後処理を検討し説明する」と述べ、林氏を信用するかどうかは正面からのコメントを避けた。現在、民主党にとって政敵は親政府派に限らず自決・本土派もいるため、立法会議員の補欠選挙での勝算を懸念する声も出ている。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20170816_2798/

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