特区政府が副局長ら任命、新人事に反発も【香港―政治】

特区政府は8月1日、副局長と政治助理(局長補佐)の新人事の一部を発表した。2日付香港各紙によると、新たに任命されたのは副局長10人と政治助理8人で、特に教育局副局長に任命された蔡若蓮氏が注目を浴びている。蔡氏は親政府派団体の香港教育工作者連会副主席と左派系の福建中学(小西湾)校長を務めていたため、かねて民主派が副局長就任に反対していた。民主派の教育団体である教育専業人員協会は「蔡氏の副局長任命は教育界の主流意見を無視したもの。今後、特に国民教育を推進する際に偏向がないか政府の施政を厳格に監察する」と表明した。だが蔡氏は就任後、幼稚園・小学校関連の政策を担当し、幼稚園無料化の実現などに注力するとみられている。このほか民主建港協進連盟(民建連)メンバー2人、自由党メンバー2人、民主思路メンバー1人が副局長・政治助理に任命されており、局長も合わせると政党の背景を持つ人物は過去最多となった。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20170712_1945/

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