林鄭政権の副局長人事で民主派が攻撃【香港―政治】

林鄭月娥・行政長官が計画しているとされる副局長の人事に民主派から強い反発が出ている。7月11日付香港各紙によると、新たな副局長と政治助理が8月初めに発表されるが、うち就任のうわさが流れている2人について民主派が批判の声を上げた。民主党の林卓廷・議員は10日に記者会見し、団結香港基金の李浩然・副総幹事が民政事務局副局長に就任することに疑問を呈した。李氏は中国本土で副県長を務めたことがあるため「共産党員ではないかとの疑いを禁じ得ない」と述べている。香港衆志はこれを受け、反対を表明するメールを行政長官弁公室に送る運動を市民に呼び掛けた。だが特区政府によると李氏は根本的に人選に挙がっていないことが分かった。一方、香港教育工作者連会の蔡若蓮・副主席が教育局副局長に就任するうわさもあり、民主党の●謹申・議員は、香港教育工作者連会が愛国愛港陣営であるため「任命すれば民主派との決裂を意味する」と攻撃した。林鄭長官は教育界の勢力図が7対3で民主派に偏っている問題を指摘していた。政官界では蔡氏の履歴が副局長の資格として十分であるため「政治的背景で任命されないとしたら不公平」と指摘されている。【●=さんずいに余】【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20170707_1879/

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