長実地産が長江実業に改称、不動産から脱却【香港―経済】

長江和記実業グループの長江実業地産(チョンコンプロパティー・ホールディングス)は7月14日夜、長江実業集団(CKアセット・ホールディングス)への改称を発表した。15日付香港各紙によると、同社は改称の理由として、グループの他の上場企業と同じように名称を「CK」で統一することや、投資の視野を世界に広げ不動産以外にもインフラ投資や航空機リースなど固定収入業務を発展させるためと説明した。投資界では「地産」の2文字を削除したことは少なくとも3~5年は不動産業務に重点を置かないことを意味しているとみられている。ただし同社広報は開発可能な土地を約1億5000万平方フィート保有しているため、今後数年の物件開発に充てると強調した。過去2年、中資系デベロッパーによる公有地落札が相次ぎ、落札価格が引き上げられ、物件開発による利潤は圧縮されつつある。このため地場デベロッパーは他の事業による発展を模索している。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20170629_1581/

 

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