MTRC、「一帯一路」投資は慎重に選択【香港―経済】

香港鉄路(MTRC)の馬時亨・会長は5月17日、株主総会に出席し、「一帯一路」沿線諸国への投資に慎重な姿勢を示した。18日付香港各紙によると、馬会長は先に北京で開催された「一帯一路」フォーラムで沿線諸国の輸送インフラプロジェクトが多く言及されたことを挙げ、「一帯一路は多くのチャンスをもたらすが、MTRCは非常に慎重に検討してプロジェクトを選ぶ」と述べた。沿線の発展途上国の多くがMTRCにインフラプロジェクトへの参画を求めているが、これら諸国はみな資金が乏しく、政治などのリスクがあるためと説明。MTRCの時価総額は2800億ドル余りあるものの、プロジェクトの投資額は莫大であるためMTRCには投資能力はないという。またマレーシア・クアラルンプール―シンガポール間の高速鉄道の入札が年末に行われるが、中国鉄路総公司が参加するためMTRCにも何らかの役割が与えられるとみている。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=17436

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