旺角暴動の裁判、黄台仰氏が警察を挑発【香港―政治】

高等法院(高等裁判所)で2月21日、2016年の春節(旧正月)に発生した旺角暴動で起訴された元「本土民主前線」スポークスマンの梁天●氏ら5人の裁判で、原告側の陳述が行われた。22日付香港各紙によると、原告側は事件当時の映像を上映しながら暴動発生の経緯を詳細に説明した。16年2月8日午後8時ごろ、食物環境衛生署小販管理隊の職員が旺角▲蘭街一帯を巡回していたが、違法屋台の取り締まりは行っていなかった。本土民主前線の元召集人である黄台仰氏が屋台業者に接触している様子も映っていた。当初は路地裏だけだった屋台が午後9時ごろから▲蘭街一帯に現れるとともに人も増え始め、本土民主前線のユニフォームを着た者が食物環境衛生署の職員を取り囲み衝突が発生。午後10時ごろには群衆が車道にもあふれ、車両が立ち往生するなどで警官が駆け付けた。黄氏は沿道で拡声器を使って挑発的な発言を行い群衆と警官の対峙を誘導し、午前零時近くには群衆が警官に物を投げ始めた。黄氏はワゴン車の上に載って拡声器で群衆を煽動。そのワゴン車からは盾などを持ち出す者もいた。【●=王へんに奇、▲=石へんに本】【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20180222_7388/

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