香港初の電子マネー強盗がコンビニに【香港―社会】

香港で初めて電子マネーを要求する強盗事件が起きた。10月24日付香港各紙によると10月23日、深水●のコンビニエンスストアにマスクをした男が現れ、腰に巻き付けた爆弾らしき電線を見せ、店員に電子マネーの「微信支付(ウィ・チャット・ペイ)」に1万5000ドルをチャージするよう要求。しかし、女性店員が冷静に「できないわよ」と答えて警報ベルを押したため失敗に終わり、男は逃走した。ウィ・チャット・ペイのチャージの上限は1回5000ドル(1日の上限は1万ドル)だったことから、店員は爆弾らしきものに動じず、要求を拒否したのだという。専門家は、微信支付は基本的に実名制のため、たとえ強盗がチャージに成功したとしてもすぐにアカウントから身元が割れて逮捕されるだろうと話している。虚偽の個人情報で開設したアカウントでも痕跡は残るほか、パスワードが不要な実名登記ではないアカウントを使った場合でもチャージの上限が500ドルと低く設定されており、犯罪が成功する確率は低いものとみている。【●=土へんに歩】【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20180531_10701/

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