ランタオ島東側の人工島建設で反対デモ【香港―政治】

林鄭月娥・行政長官が10月10日に発表した施政報告(施政方針演説)では「明日のランタオビジョン」と銘打ちランタオ島の東側に1700ヘクタールの人工島を建設する構想が盛り込まれたが、これに反対するデモ行進が14日に行われた。15日付香港各紙によると、デモは「守護大嶼連盟」が主催し、銅鑼湾から特区政府本庁舎まで行進。環境破壊や莫大な投資への懸念を示した。警察の推計ではピーク時に5800人が参加した。デモには独立派組織「学生独立連盟」も参加し、政府本庁舎に到着後、さらに在香港米国総領事館まで行進し「香港人権民主法」の立法を求めて座り込みを行った。警察は違法集会として警告を出し、学生独立連盟の陳家駒・召集人が午後9時に終了を宣言したが、一部は座り込みを続けた。特区政府はデモを受けて「人工島建設に対する社会の注目を理解する。生態への影響が小さい中部海域での人工建設を検討している」とコメントした。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20181015_14264/

 

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