今年15周年を迎える香港アジア映画祭(香港亜洲電影節/Hong Kong Asian Film Fesival 2018)が11月に開催される。香港、中国、日本、台湾、韓国をはじめ21カ国から、15のテーマに分けた約80作品を上映する。日本映画は是枝裕和監督、河瀬直美監督などの15作品が選ばれている。今年の注目のテーマは「懐年樹木希林(Tribute to Kiki Kirin)」。今年9月に逝去した名優・樹木希林さんを偲び、『東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~』など6作品を上映。急遽決定したテーマに香港の人々の日本映画への思い入れが感じられる。さらに「十年(Ten Years)」も見逃せない。香港電影金像奨を受賞した2015年の香港映画『十年』を元にした国際プロジェクトから生まれた3作品『十年 日本』『十年 タイ』『十年 台湾』を、11月11日に油麻地のBroadway Cinemathequeで一挙に上映する。同作品プロデューサー達によるフォーラム「十年国際論壇」も開催される。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20180801_12392/