台風時の風速155キロ、過去2番目【香港―社会】

9月16日に台風22号(マンクット)が香港に最接近し、甚大な被害をもたらしたが、台風による風速が過去2番目を記録していたことが分かった。天文台の記録によると、横瀾島の風速は一時、毎時155キロメートルを超え、過去最高となった1983年「アイリーン」の毎時169キロには及ばないもののに1962年の「ワンダ」、1999年の「ヨーク」の記録を上回った。また、大老山では一時、毎時189キロと259キロを記録した。こうした強風によって中学や小学校の天井が落ちたり、将軍澳やホンハムのビルやマンションの窓ガラスが割れて吹き飛んだほか、大門咀では、建設中の高層ビルのエレベーターの鉄筋の柱が隣のビルの屋上に倒れるなどの被害が出た。中華電力が提供する約4万世帯が停電し、救急ダイヤル「999」は一時つながりにくくなるなどの影響が出た。ビクトリア湾、大澳の波の高さも基準線を超える3.9メートルに達し、浸水は2017年「ハト」襲来時を上回る被害となったが、まもなく開通予定の港珠澳大橋に影響はなかったという。【関連記事】https://www.hkpost.com.hk/20170824_2981/

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